このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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クロピドグレル硫酸塩 × グレープフルーツ/グレープフルーツジュース 注意(ヒトデータあり)

要約

この薬は体の中で「効く形」に変わって初めて効きます。グレープフルーツに含まれる成分がその変換を邪魔するため、効く形の量が大きく減り、効き目が弱くなることがヒトの試験で示されています。習慣的に食べ・飲み続けるのは避け、好きな方は処方医・薬剤師に相談を。時間をずらして解決できるかは実証されていません(酵素は一度止まると回復に時間がかかるタイプの邪魔のされ方です)。

ヒトでのエビデンス

あり(健常人・単回高用量。患者での心血管イベント検証はなし)

根拠

Holmberg MT, Tornio A, et al. Grapefruit juice inhibits the metabolic activation of clopidogrel. Clin Pharmacol Ther. 2014;95(3):307-313. DOI:10.1038/clpt.2013.192。健康成人14人のクロスオーバー試験:ジュース200mL×1日3回×3日+クロピドグレル600mg単回で、活性代謝物の最高濃度が対照の13%、血中量(AUC)が14%まで低下し、血小板を抑える働きも弱まった。添付文書10.にはグレープフルーツの明記なし(論文ベースの注意)。

最終確認日
2026-10-30

代謝・排泄:体内で代謝されて効く形になる(主に肝臓、CYP2C19)

研究の条件

健康成人14人の試験です。グレープフルーツジュース200mLを1日3回、3日間飲み続け、3日目にこの薬600mg(治療の開始時に使う多めの量)を1回飲んだ条件です。

ふだんの量では

ジュースは1日600mLを3日間続けた量で、たまに1杯飲む場合とは条件が違います。量が少なければ影響も小さいと考えられますが、どの量から影響が出るかは調べられていません。また、この試験で使った薬の量(600mg)も、毎日の維持量(75mg)とは違います。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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