このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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クロピドグレル硫酸塩 × オメプラゾール・エソメプラゾールなどのPPI(胃酸を抑える薬) 注意(添付文書)

要約

この薬は、肝臓の酵素CYP2C19(薬を「効く形」に変える働きをする酵素)を使って効く形に変わります。オメプラゾールはこの酵素を邪魔するため、クロピドグレルの効きが弱くなるおそれがあり、添付文書でも併用注意になっています。血小板の検査値が悪化した試験がありますが、心臓の病気の再発などの実際の転帰では大きな差が出なかった試験(COGENT)もあります。胃を守るために必要な人も多い組み合わせなので、自己判断でどちらも止めず、気になる場合は処方医に相談を。PPIの種類によって程度が違うとされ、飲む時間をずらしても完全には解決しないとされています。

ヒトでのエビデンス

あり(血小板指標では悪化、転帰では差なしと結果が分かれる)

根拠

PMDA添付文書 10.2(薬物代謝酵素(CYP2C19)を阻害する薬剤 オメプラゾール:「本剤の作用が減弱するおそれがある」)。Gilard M, et al. Influence of omeprazole on the antiplatelet action of clopidogrel associated with aspirin: the randomized, double-blind OCLA study. J Am Coll Cardiol. 2008;51(3):256-260. DOI:10.1016/j.jacc.2007.06.064(無作為化二重盲検124人:オメプラゾールで血小板反応性の指標が悪化)。Bhatt DL, et al. Clopidogrel with or without omeprazole in coronary artery disease(COGENT). N Engl J Med. 2010;363(20):1909-1917. DOI:10.1056/NEJMoa1007964(3,761人:消化管イベントは減少(1.1%対2.9%)、心血管イベントに明らかな差なし)。

最終確認日
2026-10-30

代謝・排泄:体内で代謝されて効く形になる(主に肝臓、CYP2C19)

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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