テルミサルタン × ジゴキシン(心臓の薬、商品名: ジゴシン等) 注意(添付文書)
要約
**テルミサルタンに特有の注意です(他のARBにはない記載です)。** 一緒に使うと、ジゴキシン(心臓の収縮を助ける薬)の血液中の濃度が上がったと報告されています。ヒト試験では、ピークの濃度が約50%、総量が約22%、一番低い時点の濃度が約13%上がりました。試験をした研究者らは「一番低い濃度への影響は小さく、臨床的な意味は大きくない可能性」を述べていますが、ジゴキシンは効く幅が狭い薬なので、テルミサルタンを始める・量を変える・やめるときはジゴキシン濃度の確認が勧められます。なお試験で使われたテルミサルタンは120mgで、日本の最大量(80mg)より多い量だった点は割り引いて読む必要があります。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験)
根拠
PMDA添付文書10.2(血中ジゴキシン濃度上昇の報告、機序不明)。Stangier J, et al. J Clin Pharmacol. 2000;40(12):1373-1379(PMID: 11185636): 健康男性12例、テルミサルタン120mg 1日1回×7日でジゴキシンCmax +50%、AUC +22%、Cmin +13%。著者らの結論は臨床的意義は小さい可能性
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。