フェブキソスタット × 低用量アスピリン(バイアスピリン等) 一般的注意
要約
心臓や脳の病気を防ぐ目的で低用量アスピリンを飲んでいる人は多く、この薬と一緒に使われることがよくあります。薬同士で血中濃度が変わるという試験結果はなく、添付文書にも記載はありません。注意点は病気側の話で、低用量アスピリンには尿酸を体の外に出しにくくする働きがあり、高齢者を調べた研究では1日75mgでも尿酸の排泄が約15%減り、血液中の尿酸値が少し上がりました。別の研究手法(発作の前後で比較する方法)では、低用量アスピリンを使った時期に痛風発作が再発しやすいという関連も報告されています。ただしアスピリンは心臓や脳を守るために処方されていることが多い薬です。痛風が心配でも自己判断で止めず、尿酸値のチェックや薬の調整を処方医と相談してください。
ヒトでのエビデンス
薬物相互作用の直接試験はなし/尿酸への影響についてはあり(介入研究・観察研究)
根拠
薬物動態の直接試験なし(PMDA添付文書10.・16.7に記載なし)。Caspi D, et al. Arthritis Rheum. 2000;43(1):103-108(高齢入院患者49人。75mg/日で尿酸排泄率が約15%低下し血清尿酸値が有意に上昇。用量を増やすほど影響は小さくなる逆の用量反応)/Zhang Y, et al. Ann Rheum Dis. 2014;73(2):385-390. PMID:23345599(ケースクロスオーバー研究724人。低用量アスピリン[325mg/日以下]を2日連続使用した時期は再発性痛風発作の調整オッズ比1.81。尿酸降下薬の併用でこの影響は打ち消された)
- 最終確認日
- 2026-10-30