フェブキソスタット × ヒドロクロロチアジド(チアジド系利尿薬) 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
血圧を下げる利尿薬(尿の量を増やして血圧を下げる薬)と一緒に使われることが多い組み合わせです。人での試験では、この薬の血中濃度はほとんど変わらず(上昇は4%以内)、尿酸を下げる働きも大きくは変わりませんでした。ただし、これは薬同士の効き目の話です。利尿薬自体には尿酸値を上げる性質があり、痛風を起こしやすくすることが知られています。血圧の薬が増えた後に尿酸値が上がっても、この薬の効き目が落ちたとは限らないので、用量の調整は処方医に相談してください。
使い方の注意 この薬は痛風発作が治まってから飲み始める薬で、発作の最中に新しく始めるものではありません。飲み始めの時期には尿酸値が急に下がることで発作が起こることがありますが、すでに飲んでいる場合は、発作が起きても自己判断でやめたり量を変えたりせず、そのまま続けて処方医・薬剤師に相談してください。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人での薬物動態試験/利尿薬と痛風については観察研究)
根拠
PMDA添付文書16.7.7: 健康成人33例、フェブキソスタット80mg+ヒドロクロロチアジド50mg単回投与で、フェブキソスタットのCmax・AUCinfの上昇は4%以内(外国人データ)。米国添付文書も「血清尿酸値への実質的な影響なし、用量調整不要」と明記。利尿薬自体の影響: Bruderer S, et al. Arthritis Rheumatol. 2014;66(1):185-196(人口ベース症例対照研究。利尿薬の使用と新規痛風発症リスクの上昇が関連)
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。