このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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エソメプラゾール × 鉄(食事中の鉄・非ヘム鉄の吸収、長期使用) 注意(ヒトデータあり)

要約

胃酸は食べ物に含まれる鉄の吸収を助けます。この薬などを2年以上使った人では、鉄不足になる割合が高かったという大きな調査があります。長期使用中は、貧血やだるさが続く場合は相談してください。

ヒトでのエビデンス

あり(観察研究、PPIクラス)

根拠

Lam JR et al. Gastroenterology. 2017;152:821-829.e1. PMID:27890768:症例対照研究(鉄欠乏77,046例)で PPI 2年以上使用と鉄欠乏に関連(調整オッズ比2.49)。用量・期間が長いほど強い関連

最終確認日
2026-10-30

代謝・排泄:主に肝臓で代謝(CYP2C19、CYP3A4)、代謝物は主に腎臓へ排泄

研究の条件

地域の診療データを使った症例対照研究です。鉄欠乏と新しく診断された77,046人と、対照389,314人を比べ、この薬の仲間である胃酸を抑える薬(PPI)を「2年以上」使っていたかどうかで解析しました。エソメプラゾールだけを取り出したデータではありません。

ふだんの量では

関連が見えたのは2年以上の使用で、短い期間の使用で鉄が急に減るという話ではありません。用量が多いほど・期間が長いほど関連は強く(1日1.5錠を超える量を10年以上では調整オッズ比4.27)、使うのをやめると弱まる傾向もありました。数年単位で飲み続けている場合に、貧血やだるさが続くときは相談につなげる、という話です。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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