アセトアミノフェン × 喫煙 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
たばこを吸う人と吸わない人で、アセトアミノフェンの体内での消え方を比べた試験では、半減期(薬が半分に減るまでの時間)やクリアランス(薬を排出する速さ)に差はありませんでした。喫煙で一部の酵素が増えることは知られていますが、アセトアミノフェンの主な分解方法には大きな影響が出なかったという結果です。ただし、対象が少なく古い試験で、点滴での投与だったため、飲み薬での長期使用まで同じとは言い切れません。
使い方の注意 熱や痛みがあるときに飲む頓用の薬で、風邪の熱などで大人が飲む場合は1回300〜500mg、4〜6時間以上あけて、原則1日2回まで、1日最大1500mg(1.5g)が上限です。市販の風邪薬・解熱鎮痛薬にも同じ成分が入っていることが多く、合わせた合計が上限を超えると肝臓に負担がかかるため、重ねて飲むときは成分を確認してください。
ヒトでのエビデンス
あり(PKのみ、小規模・古い試験)
根拠
Differential Effect of Cigarette Smoking on Antipyrine Oxidation versus Acetaminophen Conjugation. Pharmacology. 1990;40:77-84(著者名・PMID: 出典未確認): 喫煙者14人 vs 非喫煙者15人、アセトアミノフェン650mg静注。半減期・クリアランス・分布容積に有意差なし
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。