アセトアミノフェン × ワルファリン(商品名: ワーファリン) 注意(添付文書)
要約
血液をサラサラにする薬ワルファリンを飲んでいる人がアセトアミノフェンを続けて飲むと、血液の固まりにくさを示す数値(INR)が上がることがあります。上がり方は量が多いほど大きいという報告があります。ワルファリン服用中に市販の解熱鎮痛薬や風邪薬(アセトアミノフェンを含むものが多い)を使い始める・やめるときは、処方医・薬剤師に伝えてください。アセトアミノフェンが「絶対ダメ」な薬というわけではなく、処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いので、自己判断でどちらも中止・変更しないでください。
ヒトでのエビデンス
あり(研究間で不一致: INR上昇側と臨床的に重要でない側が併存。用量依存性あり)
根拠
PMDA添付文書(カロナール)10.2: クマリン系抗凝血剤の作用増強、慎重投与(機序は蛋白結合競合と記載)。Hylek EM, et al. JAMA. 1998;279:657-662(PMID: 9496982): 症例対照研究、INR>6.0のオッズは用量依存性に上昇。Mahé I, et al. Haematologica. 2006;91:1621-1627(PMID: 出典未確認): 4g/日×14日でINR最大値が上昇。Caldeira D, et al. Thromb Res. 2015;135:58-61(PMID: 出典未確認): メタ解析。対照的結果: Gadisseur APA, et al. J Thromb Haemost. 2003;1:714-717(PMID: 12871405)、Kwan D, et al. J Clin Pharmacol. 1999;39:68-75(PMID: 9987702)。機序は論文ではNAPQIによるビタミンKサイクル阻害が主流
- 最終確認日
- 2026-10-30