ロスバスタチンカルシウム × ワルファリン(血液をサラサラにする薬、商品名: ワーファリン) 注意(添付文書)
要約
ワルファリンと一緒に使うと、ワルファリンの効き具合(INR=血液の固まりにくさを示す検査値)が強まることがあるため、添付文書で注意とされています。この薬を始めるとき・量を変えるときには、INRをこまめに測って様子を見ることになっています。研究によっては「健康な人では大きな変化はなかった」という結果もあり、影響の大きさには幅があります。納豆などのビタミンK食品の注意は、こちらのワルファリン側の話とセットで主治医に確認してください。自己判断でどちらも止めないでください。
ヒトでのエビデンス
あり(PK/PD試験+観察研究。結果に幅あり)
根拠
PMDA添付文書10.2: クマリン系抗凝固剤ワルファリンで「抗凝血作用が増強することがある。本剤の投与開始時及び用量変更時にも頻回にINR値等を確認し、必要に応じてワルファリンの用量を調節する等、注意深く投与すること。機序は不明」。一方Jindal D, Tandon M, Sharma S, Pillai KK. Eur J Clin Pharmacol. 2005;61(9):621-625(PMID: 16133549): 健康成人では定常状態ワルファリンのPT/INRに有意な影響なし。デンマーク登録コホート(Engell AE, et al. Br J Clin Pharmacol. 2020)では開始後のINR上昇は平均+0.30と小さく臨床的意義は限定的とする整理。症例レベルでは大きなINR上昇報告もあるため添付文書の注意が優先
- 最終確認日
- 2026-10-30