ロスバスタチンカルシウム × フィブラート系薬剤(フェノフィブラート、ベザフィブラート等。ゲムフィブロジルを含む) 注意(添付文書)
要約
中性脂肪を下げるフィブラート系の薬とは、医師が用量に気をつけながら併用することもある組み合わせですが、筋肉の重い副作用(横紋筋融解症)が出やすくなるため添付文書で注意とされています。特に腎臓の機能が落ちている人では慎重さが必要です。同じ仲間でもゲムフィブロジル(日本では未承認)はこの薬の血中濃度を約1.9倍に上げることが分かっており、フェノフィブラートではそのような濃度上昇はみられないと添付文書に書かれています。筋肉痛や脱力感、尿の色の変化があれば早めに相談してください。
ヒトでのエビデンス
あり(PK試験+添付文書)
根拠
PMDA添付文書10.2: フィブラート系薬剤(フェノフィブラートとの併用でいずれの薬剤の血中濃度にも影響はみられていないが、両剤とも横紋筋融解症の報告あり。一般に併用で横紋筋融解症があらわれやすい。危険因子: 腎機能に関する臨床検査値異常)。9.2.1: 腎機能検査値異常のある患者ではやむを得ない場合にのみ併用し、定期検査と症状観察を行う。16.7.3/Schneck DW, et al. Clin Pharmacol Ther. 2004;75(5):455-463: ゲムフィブロジル併用でCmax 2.21倍・AUC 1.88倍(OATP1B1阻害が機序と考察)
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。