このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

ロスバスタチンカルシウム × CYP3A4を強く止める薬(イトラコナゾール、ケトコナゾール等の抗真菌薬、エリスロマイシン等のマクロライド系抗生物質) 大きな影響なし(ヒトデータあり)

要約

水虫や感染症の薬の中には、別のスタチンでは濃度を大きく上げてしまう「分解酵素(CYP3A4)を強く止める薬」があります。でもこの薬はその酵素にあまり頼っていないため、ヒト試験で濃度の大きな上昇はみられませんでした。アトルバスタチンなどと同じ感覚で怖がる必要はありません。とはいえ添付文書では一部の抗真菌薬・抗生物質が筋肉の副作用の観点から一般的な注意の対象として挙げられているので、新しい薬が追加されたら薬剤師に確認してください。

ヒトでのエビデンス

あり(PK試験複数)

根拠

PMDA添付文書16.7.5: フルコナゾール(CYP2C9・2C19阻害)、ケトコナゾール・イトラコナゾール・エリスロマイシン(CYP3A4・P糖蛋白阻害)との併用試験で「明らかな相互作用は認められなかった」(外国人データ)。原著: Cooper KJ, et al. Br J Clin Pharmacol. 2003;55(1):94-99(ケトコナゾールで影響なし)、Cooper KJ, et al. Clin Pharmacol Ther. 2003;73(4):322-329(イトラコナゾールでAUC約28%増と小さく臨床的に重要でない範囲)、Cooper KJ, et al. Eur J Clin Pharmacol. 2003;59(1):51-56(エリスロマイシンでAUC 20%・Cmax 31%低下、上昇はなし)。なお添付文書10.2のフィブラート等の項の文章中ではアゾール系抗真菌薬・マクロライド系抗生物質が横紋筋融解症の一般的注意として併記されている点に注意(PK上昇の意味ではない)

最終確認日
2026-10-30

代謝・排泄:ほとんど代謝されず、主に糞中へ排泄

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

ロスバスタチンカルシウム の飲み合わせ一覧へ