エスシタロプラム × CYP2D6で分解される薬(三環系抗うつ剤、リスペリドン、ハロペリドール、フレカイニド、プロパフェノン、メトプロロール等) 注意(添付文書)
要約
この薬は、他の薬を分解する酵素(CYP2D6)を止めるため、相手の薬の血中濃度が上がることがあります。試験ではメトプロロールの濃度が約2.3倍、デシプラミン(日本では販売中止)の濃度が約2.1倍になりました。添付文書では、相手の薬を減量するなど注意することとされています。減量の判断は処方医が行います。方向が逆(「この薬が相手を強める」)の組み合わせである点に注意してください。
ヒトでのエビデンス
あり
根拠
PMDA添付文書10.2 併用注意に明記(三環系抗うつ剤、フェノチアジン系抗精神病剤、リスペリドン、ブチロフェノン系抗精神病剤、抗不整脈剤、β遮断剤メトプロロール — 本剤のCYP2D6阻害による)。添付文書16.7.1(3)(4): 健康成人でメトプロロール100mgのCmax 1.75倍・AUC 2.27倍、デシプラミン50mgのCmax 1.41倍・AUC 2.07倍(外国人データ)
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。