エスシタロプラム × オメプラゾール、ランソプラゾール、チクロピジン(CYP2C19阻害薬、商品名: オメプラール、タケプロン、パナルジン。エソメプラゾール等も同系統として扱う) 注意(添付文書)
要約
胃薬のオメプラゾールなどは、この薬を分解する酵素(CYP2C19)を止めるため、この薬の血中濃度が上がります。試験ではオメプラゾール併用で濃度(AUC、体に入った薬の総量の目安)が約1.5倍になりました。濃度が上がると QT延長(心電図の間隔が延びること)等の副作用が出やすくなるおそれがあり、添付文書では「本剤を減量するなど注意すること」とされています。減量するかどうかは処方医が判断します。自己判断で量を変えないでください。飲む時間をずらしても酵素を止める作用は続くため、服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり
根拠
PMDA添付文書10.2 併用注意に明記(オメプラゾール、ランソプラゾール、チクロピジン塩酸塩 — CYP2C19阻害により本剤の血中濃度上昇、本剤を減量するなど注意)。定量データ: 添付文書16.7.1(1): 健康成人16例、オメプラゾール30mg 1日1回6日間、5日目にエスシタロプラム20mg併用で Cmax は不変、AUCが1.51倍(外国人データ)。CYP2C19 Poor Metabolizerでは元々AUCが約2倍で10mg上限が望ましい(添付文書7.2、16.1)点も併せて注意
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。