炙甘草湯 × ジゴキシン(商品名: ジゴシン) 一般的注意
要約
ジゴキシン(商品名: ジゴシン)は心臓の薬です。血液中のカリウムが減ると、ジゴキシンの効きが強く出すぎて、吐き気や不整脈などの中毒症状が出やすくなることが知られています。炙甘草湯のカンゾウ(甘草)は、使い続けることでカリウムが減る方向に働くため、ジゴキシンを使っている人は、カリウムの値に注意しながら使う必要があります。併用期間全体の問題で、服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。炙甘草湯の添付文書の併用注意(10.2)にジゴキシンの記載はありません。
漢方薬の属性(炙甘草湯)
- 甘草(カンゾウ)
- 含む(3.0g/日)(炙甘草分を含む)
- 構成生薬
- ジオウ6.0g、バクモンドウ6.0g、ケイヒ3.0g、シャカンゾウ3.0g、タイソウ3.0g、ニンジン3.0g、マシニン3.0g、ショウキョウ1.0g、アキョウ2.0g(1日量9.0g中の生薬量)
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。
根拠
ツムラ現行添付文書(2023年12月改訂・第1版、PMDA掲載PDF) 10.2にジゴキシンの記載はない。ジゴキシン側の添付文書で低カリウム血症時にジギタリス中毒が出やすくなることが知られており、カンゾウによるカリウム低下との重なりからの一般的注意。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。