猪苓湯 × 利尿薬(ループ系・チアジド系) 一般的注意
要約
猪苓湯は尿の出を良くする方向に働く処方(利水: 体の余分な水分を尿として出す働き)です。利尿薬(尿を出してむくみや血圧を下げる薬)と一緒に使うと、水分を出す働きが重なり、脱水や塩分バランスの乱れが出やすくなる可能性があります。添付文書の相互作用欄に利尿薬の記載はありません。甘草(カンゾウ)を含む処方ではないので、甘草によるカリウム低下の話とは別の注意です。併用期間全体の問題で、服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
漢方薬の属性(猪苓湯)
- 甘草(カンゾウ)
- 含まない
- 構成生薬
- カッセキ3.0g、タクシャ3.0g、チョレイ3.0g、ブクリョウ3.0g、アキョウ3.0g(1日量7.5g中の生薬量)
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。
根拠
ツムラ現行添付文書(2023年12月改訂・第1版、PMDA掲載PDF) 相互作用欄(10章)自体がなく利尿薬の記載なし。猪苓湯自体の利水作用との重なりからの一般的注意(五苓散の前例と同方針)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。