このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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防風通聖散 × サンシシ(山梔子)を含む他の漢方薬 一般的注意

要約

防風通聖散にはサンシシ(山梔子: クチナシの実で、色素成分ゲニポシドを含む生薬)が1日1.2g含まれます。サンシシを含む製剤を長く(多くは5年以上)使い続けると、腸間膜静脈硬化症(腸の静脈が硬くなり、腹痛・下痢・便秘を繰り返す病気)があらわれるおそれがあることが添付文書に書かれています。サンシシを含む他の漢方薬と重ねると、サンシシの合計量と期間の負担が増える方向なので、長期に使う場合は処方医と相談しながら使ってください。期間の問題で、服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

漢方薬の属性(防風通聖散)

甘草(カンゾウ)
含む(2.0g/日)
構成生薬
カッセキ 3.0g、オウゴン 2.0g、カンゾウ 2.0g、キキョウ 2.0g、セッコウ 2.0g、ビャクジュツ 2.0g、ダイオウ 1.5g、ケイガイ 1.2g、サンシシ 1.2g、シャクヤク 1.2g、センキュウ 1.2g、トウキ 1.2g、ハッカ 1.2g、ボウフウ 1.2g、マオウ 1.2g、レンギョウ 1.2g、無水ボウショウ 0.7g、ショウキョウ 0.3g
間質性肺炎についての注意 この薬では、副作用として間質性肺炎(肺に炎症が起こり、酸素を取り込みにくくなる病気)が報告されています。発熱、空咳(たんの出ないせき)、息切れ・息苦しさが出たときは、服用を中止して、ただちに処方医・薬剤師に連絡してください。かぜの症状と見分けがつきにくいことがあります。報告では、飲み始めてから3か月以内に起こった例が多くを占めます。
服用タイミングについての注意 大黄と芒硝を含む処方で、空腹時に飲むと腹痛・下痢・むかつきなどの胃腸の症状が出やすい処方です。症状が出る場合は、食後に飲むことも含めて、処方医・薬剤師に相談してください。

ヒトでのエビデンス

ヒトでの併用試験データはない。添付文書の長期投与に関する注意に基づく。

根拠

ツムラ現行添付文書(2023年12月改訂・第1版、PMDA掲載PDF) 8. 重要な基本的注意: サンシシ含有製剤の長期投与(多くは5年以上)により腸間膜静脈硬化症があらわれるおそれ。重大な副作用にも腸間膜静脈硬化症を記載。他の漢方製剤等との併用では含有生薬の重複に注意。10.2への記載はないため一般的注意とした。

最終確認日
2026-11-01
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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