ロサルタンカリウム × リチウム(炭酸リチウム(商品名: リーマス)) 注意(添付文書)
要約
気分障害の治療に使うリチウムは、効く量と多すぎる量の幅が狭い薬です。ロサルタンと併用してリチウム中毒(血液中のリチウムが増えすぎた状態。手の震え、ふらつき、意識の混乱など)が報告されており、添付文書でも血中濃度に注意するよう書かれています。併用中はリチウム濃度と腎機能を測りながら使うことが前提です。体調不良や脱水のときは濃度が上がりやすいので、自己判断で水分・塩分を極端に変えないでください。
ヒトでのエビデンス
あり(症例報告レベル)
根拠
PMDA添付文書10.2: リチウム中毒が報告されている、血中リチウム濃度に注意。機序は本剤のナトリウム排泄作用による蓄積と説明。症例: Blanche P, et al. Eur J Clin Pharmacol. 1997;52:501(高齢者。ロサルタン50mg追加約5週後にリチウム濃度0.63→2.0 mmol/L、中止で回復)。ラットでは影響なしという実験(Barthelmebs M, et al. Br J Pharmacol. 1995. PMID: 8564244)もあり、動物結果でヒトの注意を否定できない点も記録
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。