ワルファリンカリウム × 抹茶 ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
抹茶は茶葉を丸ごと粉にして飲むため、葉を捨てる煎茶よりビタミンKを多く取り込みやすいと考えられます。ただし、ワルファリンとの直接のヒト試験はありません。「煎茶で大丈夫だった量」をそのまま抹茶に当てはめず、毎日の習慣にする・量を急に増やす場合は先に相談を。
ヒトでのエビデンス
なし(機序のみ)
根拠
緑茶の症例報告(Taylor 1999、PMID: 10332534)からの外挿+茶葉自体のビタミンK含量に基づく機序的判断。抹茶そのもののヒト相互作用データは確認できなかった
- 最終確認日
- 2026-10-30
研究の条件
もとになったのは抹茶ではなく、淹れた緑茶の症例報告です。44歳の男性が緑茶を1日0.5〜1ガロン(約1.9〜3.8リットル)飲み始めたところ、INRが3.79から1.37まで下がり、飲むのをやめると戻りました。
ふだんの量では
症例の量は、ペットボトル(500mL)4〜8本分の緑茶を毎日という、日常離れした量です。一方で抹茶は茶葉を丸ごと取るため、淹れたお茶よりビタミンKを取り込みやすいと考えられますが、「煎茶○mLが抹茶○gに当たる」という換算はできていません。量の目安は作れないため、習慣の量を急に変えないことが大切です。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。