ワルファリンカリウム × 抗菌薬の一部(ST合剤=スルファメトキサゾール・トリメトプリム、メトロニダゾール等) 注意(添付文書)
要約
感染症の治療で短期間だけ使う薬でも、ワルファリンの分解を抑えてINRを大きく上げるものがあります。代表はST合剤とメトロニダゾールで、出血のリスクが約2倍になったという大規模研究もあります。これらは用量調整やINRの追加検査とセットで使われることが多い組み合わせです。歯科や他科で抗菌薬が出たら、ワルファリンを飲んでいることを必ず伝えてください。
ヒトでのエビデンス
あり(コホート研究)
根拠
添付文書10.2(サルファ剤及び配合剤、メトロニダゾール等: 肝薬物代謝酵素を阻害し作用増強。その他多くの抗菌薬も列挙)/Baillargeon J et al. Am J Med 2012;125:183-9(高齢者で抗菌薬併用時の出血リスクを検討)/Lane MA, Zeringue A, McDonald JR. Am J Med. 2014;127(7):657-663.e2. PMID: 24657899(ST合剤で重篤な出血 HR約2.09、INR測定の早期実施でリスク低下)/Juurlink DN. CMAJ 2007;177:369-71. PMID:17698826
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。