ワルファリンカリウム × たばこ(喫煙・禁煙) 注意(ヒトデータあり)
要約
たばこの煙はCYP1A2(薬を分解する酵素)を増やし、ワルファリン(主にR体)の分解を速めます。そのため喫煙者は少し多めの量が必要になることがあり、メタ解析では必要量が約12%多いとされました。逆に禁煙すると分解が元に戻って効き目が強まる方向に動くので、禁煙の前後はINRの確認が大切です。ニコチンそのものではなく煙の成分が原因なので、ニコチン代替療法ではこの影響は続きません。
ヒトでのエビデンス
あり(メタ解析・観察)
根拠
添付文書10.にたばこの直接記載なし/Lucas C, Martin JH. Aust Prescr 2013;36:102-4(喫煙でワルファリン必要量+12%、週+2.26mgというメタ解析の引用、禁煙時のINR監視を推奨)/Schaffer S et al. の喫煙と薬物相互作用レビュー(CYP1A2基質としてワルファリンを監視対象に分類)
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。