レボチロキシンナトリウム水和物 × コーヒー 注意(ヒトデータあり)
要約
コーヒーと一緒に飲むと吸収が落ちることがヒト試験で示されています(コーヒーが腸で薬を吸着すると考えられています)。薬は水で飲み、コーヒーは時間をあけてください。添付文書にコーヒーの数値指定はありません。公式の決まりはありませんが、安全のため約1時間あけるのが目安です。
ヒトでのエビデンス
あり
根拠
Benvenga S et al. Thyroid. 2008;18:293-301. PMID:18341376(コーヒー同時摂取で吸収障害、時間をあけると改善)。系統的レビュー PMID:33801406
- 最終確認日
- 2026-10-31
研究の条件
甲状腺の薬を飲んでいる患者さん8人の症例と、そのうち6人と健康なボランティア9人で行った吸収試験です。薬200µg(試験のための1回量)を、エスプレッソコーヒーと一緒に飲んだ条件、水で飲んだ条件、水で飲んで60分後にコーヒーを飲んだ条件で比べました。
ふだんの量では
これは「大量の試験条件」の話ではなく、朝の1杯のコーヒーと一緒に薬を飲むという、日常そのままの条件で吸収が約3割下がった報告です。コーヒーを60分あけた条件では影響が見られませんでした。時間をずらすことで対処できる飲み合わせです。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。