プラスグレル塩酸塩 × グレープフルーツ類(果実・ジュース) 注意(ヒトデータあり)
要約
この薬は、体の中で分解酵素CYP3A4(薬を分解する酵素の一種)などの助けを借りて「効く形」に変わるタイプ(プロドラッグ)です。グレープフルーツジュースを飲んだ健康な人での小規模な試験では、効く形の成分の濃度がピークで約半分、総量で約4分の3に下がりましたが、血小板を抑える働きの低下は平均5ポイントと小さく、臨床的な意味ははっきりしていません。日本の添付文書には記載がありません。同じタイプのクロピドグレルより影響が小さい方向の結果ですが、習慣的に大量に飲む場合は処方医・薬剤師に伝えてください。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験、小規模)
根拠
Holmberg MT, et al. Br J Clin Pharmacol. 2015;80(1):139-145(PMID: 25557052、無作為化クロスオーバー試験、健康成人7例: グレープフルーツジュース200mL×3回/日×4日間でプラスグレル活性代謝物のCmax 51%・AUC 74%に低下、VerifyNowによる血小板抑制は平均5ポイント低下)。エフィエント錠2.5mg/3.75mg/5mg・OD錠電子添文(PMDA、2026-10-30閲覧。PMDA掲載PDF 2026年2月10日版) 10.にグレープフルーツの記載なし
- 最終確認日
- 2026-10-31
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。