結合型エストロゲン・バゼドキシフェン × イブプロフェン、アジスロマイシン、制酸剤 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
【日本未承認】この薬は日本では承認・販売されていません。海外で販売されている製品があり、以下の内容は米国の添付文書(FDAラベル)に基づく情報です。痛み止めのイブプロフェン、抗菌薬のアジスロマイシン、胃薬の制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム)とバゼドキシフェンを一緒に使ったヒト試験では、バゼドキシフェンの血液中の量の変化は、増えても18%、減っても15%程度にとどまりました。変化はいずれも小さく、欧州の添付文書(SmPC)でも、これらの薬との間に目立った薬物動態の相互作用はなかったとまとめられています。これらの組み合わせについて、米国ラベルに用量調節の指示はありません。
ヒトでのエビデンス
あり。いずれも閉経後女性を対象としたバゼドキシフェン単剤との併用試験(米国FDAラベル§12.3)で、臨床的に意味のある薬物動態の変化はみられなかった。
根拠
本剤は日本では承認・販売されておらず、日本の添付文書は存在しない。根拠は米国FDAラベル Duavee(結合型エストロゲン0.45mg/バゼドキシフェン20mg錠、Wyeth Pharmaceuticals LLC(Pfizer子会社)、Revised: 3/2024、LAB-0582-9.0。DailyMed現行版 setid e1b75458-2e5b-46b9-92c6-fa6daba3770f・version 22 を2026-11-03に確認。先行調査で提示されたFDA.report転載 https://fda.report/DailyMed/e16705d8-4472-4f83-96ac-69fa2be066cb でも§7の本文が同一であることを照合済み) §12.3(薬物相互作用の試験結果): バゼドキシフェン単剤との併用試験で、イブプロフェン600mg単回ではバゼドキシフェンのCmax +18%・AUC +7%、イブプロフェン側はCmax +6%・AUC不変。アジスロマイシンではバゼドキシフェンのCmax +6%・AUC -15%。水酸化アルミニウム460mg/水酸化マグネシウム400mg単回ではバゼドキシフェンのCmax -8%・AUC +7%。いずれもバゼドキシフェン単剤(20〜40mg)での試験であることを明記する。EU SmPC(Duavive)§4.5も、バゼドキシフェンとイブプロフェン、アトルバスタチン、アジスロマイシン、水酸化アルミニウム・マグネシウム含有制酸剤との間に有意な薬物動態相互作用はなかったと明記しており、米国ラベルと結論は一致する。成分単剤の既存レコード(バゼドキシフェン酢酸塩、id6374)は日本のビビアント添文§16.7に基づき同じ4相手をまとめた「大きな影響なし(ヒトデータあり)」であり、本レコードは内容が重なるが、配合剤の米国ラベル§12.3とEU SmPC§4.5に同じ試験結果が本剤の情報として載っているため、配合剤の利用者向けに別に立てる(アトルバスタチンは§7.3があるため別レコード)。
- 最終確認日
- 2026-11-03