フルチカゾンフランカルボン酸エステル・ビランテロール配合剤 × CYP3A4阻害剤(ケトコナゾール、リトナビル等) 注意(添付文書)
要約
ケトコナゾール(飲む抗真菌薬)やリトナビル(抗HIV薬)などのCYP3A4阻害剤(薬を分解する酵素CYP3A4の働きを止める薬)と一緒に使うと、吸入ステロイド成分フルチカゾンと気管支拡張成分ビランテロールの分解が遅れて血中濃度が上がるおそれがあるため、添付文書で併用注意とされています。吸入薬は肺から血中に入るため、飲み薬のような腸での初回通過(飲んだ薬が全身に出る前に腸・肝臓で分解されること)は受けませんが、血中に入った後は肝臓のCYP3A4で分解されるため、この影響は吸入薬でも起こります。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
添付文書10.2の記載に基づく。
根拠
レルベアエリプタ添付文書(グラクソ・スミスクライン、2024年6月改訂・第3版)。 10.2併用注意: CYP3A4阻害剤(ケトコナゾール、リトナビル等)。10.相互作用の前文で、ビランテロール及びフルチカゾンフランカルボン酸エステルは主としてCYP3A4で代謝されること、フルチカゾンフランカルボン酸エステルはP糖蛋白(P-gp)の基質であることが明記。10.1併用禁忌の設定はない。
- 最終確認日
- 2026-11-03
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。