このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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核酸 × 尿酸生成抑制薬 注意(ヒトデータあり)

要約

核酸(DNA・RNA)は体の中で分解され、プリン体(尿酸の材料)を経て最終的に尿酸になります。ヒト試験では、ヌクレオチド(核酸の材料)を多く取る食事を1週間続けると、空腹時の血中尿酸が295μmol/Lから472μmol/L(約5.0mg/dLから約7.9mg/dL)まで上がりました。尿酸値が上がると、尿酸の産生を抑える薬(アロプリノール、フェブキソスタットなど)の効き目が追いつかなくなるおそれがあります。これらの薬で治療中の人が核酸サプリを始めるときは、自己判断で重ねず、処方医に伝えたうえで尿酸値の変化を確認してください。薬を否定する話ではなく、材料の負荷が増えるという話です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(核酸・ヌクレオチド摂取で尿酸が上がるヒト試験。薬との併用試験ではない)

根拠

Coelho MOC, Monteyne AJ, Kamalanathan ID, et al. Clin Nutr ESPEN 2022;49:40-52. PMID: 35623844(健康成人20人の無作為化対照試験。ヌクレオチドの多い食事を1日2食・7日間続けると、空腹時血中尿酸が295±17から472±29μmol/Lまで上昇し、臨床的な目安を超えた。尿中尿酸は変わらなかった)。Coelho MOCら Nutrients 2020;12(4):1115. DOI: 10.3390/nu12041115(単回のヌクレオチド豊富な食事でも食後尿酸が約12%上昇)。古典的ヒトデータ: Waslien CI, Calloway DH, Margen S. Uric acid production of men fed graded amounts of egg protein and yeast nucleic acid. Am J Clin Nutr 1968;21(9):892-897. DOI: 10.1093/ajcn/21.9.892(酵母核酸の摂取量に応じて尿酸産生が増えた)。動物データ: 酵母RNA 3%を含む餌でラットの血中尿酸が上がった(Koguchi Tら Int J Vitam Nutr Res 2003;73(5):369-376. PMID: 14639801)。尿酸生成抑制薬との併用自体を調べた試験はなく、負荷の増加に基づく注意である。

最終確認日
2026-11-03
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: 健康成人20人に、ヌクレオチド(核酸の材料)を多く含む食事と少ない食事を1週間続ける無作為化対照試験です(Coelhoら 2022)。多い方では空腹時の尿酸が約5.0mg/dLから約7.9mg/dLまで上がりました。食事全体での負荷であり、市販の核酸サプリ1日分だけの効果を測った試験ではありません。

ふだんの量では

ふだんの量では: 古典的なヒト研究では、酵母由来ヌクレオチドを1日2gを超えて取るような大きな負荷で尿酸の上昇がはっきりしました。市販の核酸サプリの1日量は製品により大きく異なり、DNA・RNA量が表示されていない製品もあります。表示がある場合は総量を確認し、尿酸値が高い人は少量でも処方医に相談してください。用量が表示されていない製品については、量が不明なまま安全とも危険とも言えません。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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