塩化カリウム液剤 × カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトン、トリアムテレン等) 注意(添付文書)
要約
カリウム保持性利尿薬(尿の量を増やす薬のうち、カリウムを体にためるタイプ。スピロノラクトン、トリアムテレンなど)は血液中のカリウムを上げる方向に働くため、カリウムを補う塩化カリウム液剤(K.C.L.エリキシル)と一緒に使うと、血液中のカリウムが上がりすぎるおそれがあります。血液中のカリウムが上がりすぎると、心臓のリズムに異常が出るおそれがあります。併用が絶対にダメという意味ではありませんが、カリウムの値を測りながら慎重に使う組み合わせです。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データはない。添付文書の記載に基づく。
根拠
K.C.L.エリキシル(10w/v%)添付文書(丸石製薬、2023年11月改訂・第1版。KEGG MEDICUS転載の電子添文で原文確認) 10.2併用注意: 抗アルドステロン剤(スピロノラクトン等)、カリウム保持性利尿剤(トリアムテレン等)、直接的レニン阻害剤(アリスキレン)、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(ベナゼプリル塩酸塩、カプトプリル、エナラプリル等)、アンジオテンシンII受容体拮抗剤(バルサルタン、ロサルタンカリウム、カンデサルタンシレキセチル、テルミサルタン等)、β-遮断剤(プロプラノロール、アテノロール、ピンドロール等)、非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン等)、シクロスポリン、ヘパリン、ジゴキシン、ドロスピレノン・エチニルエストラジオール、トルバプタンをまとめて名指しし、高カリウム血症があらわれやすい旨、併用が必要な場合は血中カリウム値をモニターすることが望ましい旨、腎機能障害のある患者には特に注意する旨を明記。
- 最終確認日
- 2026-11-03
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認