TUDCA × ウルソデオキシコール酸 一般的注意
要約
【海外限定】日本ではサプリメントとして販売されておらず、個人輸入の海外製品で使われる成分です。TUDCAは体内で一部がウルソデオキシコール酸に変わり、ウルソデオキシコール酸も体内でTUDCAに変わるため、両方を取ると胆汁酸としての働きが重なります。重なりで効果や下痢などの副作用がどう変わるかを調べたヒトの試験は確認できませんでした。日本ではウルソデオキシコール酸は処方医薬品であり、処方されている人が自己判断でTUDCAを重ねることは避け、処方医・薬剤師に伝えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
直接の併用データなし(体内で相互に変わることからの重なりの指摘)
根拠
Vang S, Longley K, Steer CJ, Low WC. Glob Adv Health Med. 2014;3(3):58-69. PMID: 24891994(ウルソデオキシコール酸とTUDCAの相互変換と臨床応用をまとめた総説。二重検証で書誌を訂正: 当初記載のJ Clin Med. 2020;9(5):1476は別の論文の書誌だった)。併用そのものを調べたヒト試験は検出されなかったため一般的注意とした。根拠は海外資料である。
- 最終確認日
- 2026-11-03
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
TUDCAのヒト試験の用量の例: 肥満の人でのインスリン感受性の試験では1,750mg/日を4週間(Kars M et al. Diabetes. 2010;59(8):1899-1905. PMID: 20522594)。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の配合剤の試験ではタウロウルソジオールとして1回1g、最初の3週間は1日1回、その後は1日2回(維持期2g/日)(Paganoni S et al. N Engl J Med. 2020;383:919-930. PMID: 32877582)。
ふだんの量では
市販の海外製品の一般量は250〜1,000mg/日とされ、試験用量(1,750mg/日〜維持期2g/日)より少ない製品が多い。用量が多いほど下痢が出やすいとされる。