このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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バナバ葉エキス × 血糖を下げる薬 一般的注意

要約

バナバ葉の成分コロソリン酸には、食後の血糖の上がり方を抑える作用がヒトの小規模試験で示されています。そのため、糖尿病の薬と重なると血糖が下がる方向の影響が重なるおそれがあります。ただし、バナバと糖尿病薬の組み合わせ自体を調べた試験はなく、低血糖が実際に増えたという報告も確認できていません。ここが重要で、日本の市販製品の多くはコロソリン酸として1日1.0mg程度に設計されているのに対し、血糖への影響が示されたヒト試験ではコロソリン酸10mgを単回で使っており、量が約10倍違います。ふだんの製品量で薬との重なりがどの程度になるかは分かっていません。糖尿病の薬(とくにインスリンやスルホニル尿素薬)を使っている方がバナバ製品を使う場合は、低血糖症状に注意し、処方医・薬剤師に伝えてください。処方の薬を自己判断で調整しないでください。

ヒトでのエビデンス

あり(血糖低下自体はヒト試験あり。糖尿病薬との併用試験はなしのため一般的注意)

根拠

Fukushima M et al. Effect of corosolic acid on postchallenge plasma glucose levels. Diabetes Res Clin Pract 2006;73(2):174-177. PMID: 16549220(31人、二重盲検クロスオーバー、コロソリン酸10mg単回を75gブドウ糖負荷5分前に投与し、90分時点の血糖が有意に低かった)。Judy WV et al. Antidiabetic activity of a standardized extract (Glucosol) from Lagerstroemia speciosa leaves in Type II diabetics. J Ethnopharmacol 2003;87(1):115-117(2型糖尿病10人、2週間、血糖低下と剤形差(ソフトジェル>乾燥粉末カプセル)を報告)。用量情報: 国内の機能性表示食品等の標準設計はコロソリン酸1.0mg/日型。試験用量10mg単回とは約10倍の差がある。有害事象の報告用量: 上記小規模試験の範囲では重い有害事象の報告はなかったが、長期・大規模な安全性データはない。

最終確認日
2026-11-03

研究の条件

研究の条件: Fukushima 2006は31人(糖尿病19人含む)での単回投与・負荷試験です。日常的に飲み続けた場合や、糖尿病薬と併用した場合の試験ではありません。Judy 2003は10人・2週間の小規模試験で、剤形で効き目に差が出ました(形態で吸収が変わる例)。

ふだんの量では

ふだんの量では: 国内標準の1.0mg/日は試験用量10mgの10分の1です。この量で血糖への影響自体がどの程度かも十分に確かめられていません。「効き目が弱い量だから薬との重なりもゼロ」とまでは言えないため、糖尿病治療中の方は使用を伝えたうえで血糖の変化を見るのが実務的な結論です。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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