ニンニク × ワルファリン 注意(ヒトデータあり)
要約
ニンニクには血小板(血液を固める細胞の粒)の働きを抑える作用があり、ワルファリンとの併用でINRが上がったとする古い報告や、ニンニクの大量摂取で血小板の働きが落ち出血した症例が報告されています。一方、後の検討ではINRへの明確な影響を確認できなかったものもあり、結果は食い違っています。両論を併記します。ワルファリンを飲んでいる方がニンニクサプリを始める・やめる場合は、INRの変化を見てもらうため処方医・薬剤師に伝えてください。食品としてのニンニクは通常、問題視されません。
ヒトでのエビデンス
あり(症例報告。対照検討では影響なしの報告もあり食い違い)
根拠
Sunter WH. Warfarin and garlic. Pharm J 1991;246:722(報告)。Rose KD et al. Spontaneous spinal epidural hematoma with associated platelet dysfunction from excessive garlic ingestion: a case report. Neurosurgery 1990;26:880-882(大量摂取での症例)。ハーブーワルファリン総説 Evid Based Complement Alternat Med 2014;2014:957362. PMID: 24790635。反対の知見として、対照検討でINRへの有意な影響を確認できなかった報告も総説で議論されている。用量情報: 症例の摂取量は「大量」とされ定量は不明。
- 最終確認日
- 2026-11-03
研究の条件
研究の条件: 主に症例報告に基づきます。摂取量は不明なものが多く、因果関係は確定していません。
ふだんの量では
ふだんの量では: 料理のニンニク(1日数片程度)でINRが動いたという確かなデータはありません。サプリメントの高用量・長期使用で相談が必要になります。