このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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シトラスアランチウムエキス × 血圧を下げる薬 注意(ヒトデータあり)

要約

シトラスアランチウムエキスの主成分p-シネフリンは、交感神経(体の活動モードの神経)を刺激して血管を縮める方向に働きます。18件のプラセボ対照試験をまとめた解析では、体重減少の効果は確かめられなかった一方、長めに使った場合に収縮期血圧が平均6.37mmHg、拡張期血圧が4.33mmHg上がる傾向が示されました。一方、シネフリン単回や約50mgを1日2回・60日間使った試験では血圧が変わらなかったという報告もあり、結果は食い違っています。両論を併記します。血圧の薬を飲んでいる方は、血圧のコントロールが乱れるおそれがあるため、この成分を含むダイエット製品を使う前に処方医・薬剤師に相談してください。処方の変更は自己判断で行わないでください。

ヒトでのエビデンス

あり(ヒト試験複数。結果に食い違いあり)

根拠

Koncz D et al. The Safety and Efficacy of Citrus aurantium (Bitter Orange) Extracts and p-Synephrine: A Systematic Review and Meta-Analysis. Nutrients 2022;14(19):4019. PMID: 36235672(18件のプラセボ対照試験、長期使用で収縮期+6.37mmHg、拡張期+4.33mmHg、体重減少は有意でなし)。反対の結果: Kaats GR et al. Food Chem Toxicol 2013;55:358-362(p-シネフリン約49mg×2回/日、60日間で血圧・心拍に臨床的に意味のある変化なし)。Stohs SJ et al. Int J Med Sci 2011;8(4):295-301. PMID: 21537493(p-シネフリン50mg単回で血圧・心拍の変化なし)。

最終確認日
2026-11-03
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: 解析対象はシネフリン単独〜多成分製品まで幅広い試験の集積です。単回50mgでは血圧変化なし、長期・多成分では上昇傾向という違いがあり、用量・期間・配合成分によって結果が分かれています。

ふだんの量では

ふだんの量では: 市販のダイエット製品のシネフリン量は1日10〜50mg程度が多く、試験用量と重なります。食品としてのダイダイやマーマレードに含まれる量ははるかに少量です。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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