モメタゾンフランカルボン酸エステル・インダカテロール・グリコピロニウム配合剤 × P糖蛋白を阻害する薬剤(ベラパミル、リトナビル等) 注意(添付文書)
要約
ベラパミル(血圧や不整脈の薬)やリトナビル(HIVの薬)など、P糖蛋白(薬を体の外へ運び出す働きをするタンパク質)を阻害する薬と一緒に使うと、気管支拡張成分インダカテロールの血中濃度が上がります。ベラパミルと一緒に使った試験ではインダカテロールの最高血中濃度(Cmax)が1.5倍、血中濃度の総量(AUC)が1.4〜2.0倍に、リトナビルではAUCが1.6〜1.8倍に上がりました。濃度が上がると、動悸や手の震えなどの副作用が強まるおそれがあります。併用が絶対にダメという意味ではありませんが、医師が様子を見ながら判断する組み合わせです。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの薬物相互作用試験データあり(添付文書16.7:ベラパミル併用でインダカテロールCmax 1.5倍・AUC 1.4〜2.0倍、リトナビル併用でAUC 1.6〜1.8倍)。
根拠
エナジア吸入用カプセル中用量/高用量添付文書(ノバルティス ファーマ、2025年5月改訂・第7版) 10.2併用注意:P糖蛋白を阻害する薬剤(ベラパミル等)及びリトナビル(リトナビルはCYP3A4とP糖蛋白の両方を阻害し、インダカテロールのAUCを上げる旨を明記)。16.7に併用試験の数値を記載。
- 最終確認日
- 2026-11-03
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。