このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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ヒハツ × CYP3A4で分解される薬 注意(ヒトデータあり)

要約

ピペリンは、ヒトの細胞や肝臓を使った実験で、薬を分解する酵素CYP3A4と、薬を細胞の外へ汲み出すポンプであるP糖タンパク(薬の吸収を左右する運び屋タンパク)の両方を抑えることが示されています。ヒト試験でも、CYP3A4で分解される薬(カルバマゼピン、ミダゾラム、ネビラピンなど)で濃度が上がった報告が複数あります。一方、クルクミンとピペリンの合剤を2日間使った試験ではミダゾラムの濃度は変わらなかったという報告もあり、結果は条件によって食い違います。両論を併記します。CYP3A4で分解される薬は非常に多いため、飲んでいる薬がある方はピペリン含有サプリを始める前に薬剤師に確認してください。

ヒトでのエビデンス

あり(ヒト薬物動態試験複数。ただし結果に食い違いあり)

根拠

Bhardwaj RK et al. Piperine, a major constituent of black pepper, inhibits human P-glycoprotein and CYP3A4. J Pharmacol Exp Ther 2002;302(2):645-650. PMID: 12130727(ヒト細胞・肝ミクロソームでの実験)。ヒト試験の集積: ピペリン20mg/日でカルバマゼピン、ネビラピン等のAUC上昇(総説 Foods 2021;10:2121、PMID: 34574230)。反対の結果: クルクミノイド+ピペリン製剤2日間ではミダゾラム等の薬物動態に変化なし(Volak LP et al. Br J Clin Pharmacol 2013;75(2):450-462)。

最終確認日
2026-11-03
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: 濃度上昇を示した試験の多くはピペリン20mg/日を数日〜数週間使った小規模試験です。変化なしだった試験は合剤を2日間だけ使った条件で、条件の違いが結果の差に関係している可能性がありますが、理由は確定していません。

ふだんの量では

ふだんの量では: 食品のコショウ量では影響は考えにくい量です。「吸収を高める」ことを売りにしたピペリン配合サプリ(他成分と一緒に入っているもの)でも、同じ仕組みで薬の濃度が上がる可能性があるため、配合の有無を成分表示で確認してください。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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