ヒハツ × フェニトイン 注意(ヒトデータあり)
要約
ピペリンは、てんかんの薬フェニトインの血中濃度を上げたことがヒトの小規模な検討で報告されています。フェニトインも効く量と副作用の量の幅が狭い薬で、濃度が上がるとふらつきや眼の揺れなどのおそれがあります。古い小規模な報告であり効果の大きさには幅がありますが、フェニトインを飲んでいる方はピペリン含有サプリの使用を処方医・薬剤師に伝えてください。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトでの小規模な薬物動態検討)
根拠
Bano G, Amla V, Raina RK, et al. The effect of piperine on pharmacokinetics of phenytoin in healthy volunteers. Planta Med 1987;53:568-569。てんかん患者での検討(Pattanaik S, Hota D, Prabhakar S, Kharbanda P, Pandhi P. Effect of piperine on the steady-state pharmacokinetics of phenytoin in patients with epilepsy. Phytother Res 2006;20(8):683-686. PMID: 16767797。てんかん患者20人、フェニトイン150mgまたは200mgを1日2回服用中にピペリン20mg単回併用でAUC・Cmaxが有意に上昇)でもピペリン併用でフェニトイン濃度上昇が報告され、総説にまとめられている(Foods 2021;10(9):2121、PMID: 34574230)。機序としてCYP2C9阻害が示唆されている。
- 最終確認日
- 2026-11-03
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 1987年の報告は健康志願者での小規模検討で、ピペリン用量は20mg前後と総説に記載されています。近年の大規模試験による再確認はありません。
ふだんの量では
ふだんの量では: 食品のコショウ量では影響は考えにくい量です。ピペリン濃縮サプリを続けて飲む場合に注意してください。