ヒハツ × テオフィリン 注意(ヒトデータあり)
要約
同じヒト試験で、ピペリンはテオフィリン(ぜんそくなどの呼吸を楽にする薬)の最高血中濃度と総量(AUC)を上げ、体から消えるまでの時間(半減期)も延ばしました。テオフィリンは効く量と副作用が出る量の幅が狭い薬で、濃度が上がると吐き気や動悸、重い場合はけいれんなどのおそれがあります。テオフィリンを飲んでいる方は、ピペリンを含むサプリ(ヒハツ、黒コショウ抽出物)を自己判断で始めないでください。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物動態試験、小規模クロスオーバー)
根拠
Bano G et al. Eur J Clin Pharmacol 1991;41(6):615-617. PMID: 1815977(ピペリン20mg/日×7日+テオフィリン150mg単回で、Cmax上昇・半減期延長・AUC上昇)。ピペリンの安全性レビューでも同試験が引用されている(Foods 2021;10(9):2121、PMID: 34574230)。
- 最終確認日
- 2026-11-03
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人6人にピペリン20mg/日を7日間飲んでもらい、テオフィリン150mg単回投与時の濃度を比べた試験です。
ふだんの量では
ふだんの量では: 食品のコショウ量ではこの影響は考えにくい量です。ピペリン濃縮サプリを連日使う場合に注意が必要で、時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません(ピペリンは分解酵素を抑えるため、ずらしても影響が残ることがあります)。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。