ホルモテロール・グリコピロニウム配合剤 × 全身性ステロイド剤・利尿剤(フロセミド等) 注意(添付文書)
要約
プレドニゾロンなどの飲む・注射のステロイド剤や、フロセミドなどの利尿剤(尿を出してむくみや血圧を下げる薬)と一緒に使うと、これらも尿へのカリウムの排泄を増やすため、血液中のカリウムが下がりやすくなり(低カリウム血症)、それによる不整脈(脈の乱れ)が起こるおそれがあります。添付文書では血清カリウム値(血液中のカリウムの量)をモニターすることが望ましいとされています。なお、カリウムが下がった状態ではジゴキシンなどの強心配糖体(心臓の収縮を助ける薬)の作用も出やすくなると一般に言われていますが、この組み合わせ自体は本剤の添付文書§10.2では名指しされていません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
ヒトでの直接の相互作用試験データの記載はない。添付文書の注意は薬理作用の重なりに基づく。
根拠
ビベスピエアロスフィア28吸入添付文書(アストラゼネカ、2020年6月改訂・第3版) §10.2併用注意: 全身性ステロイド剤(プレドニゾロン、ベタメタゾン等)及び利尿剤(フロセミド等)との併用で低カリウム血症による不整脈のおそれがあり、血清カリウム値のモニターが望ましい旨を明記(ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある、§11.1.2参照)。ジゴキシンは§10.2の名指し対象ではない。
- 最終確認日
- 2026-11-03
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認