ターミナリアベリリカエキス × オルリスタット 一般的注意
要約
オルリスタット(脂肪の吸収を抑える薬。腸で脂肪を分解する酵素リパーゼの働きを邪魔します)とターミナリアベリリカエキスには、脂肪の吸収を抑えるという同じ方向の仕組みがあります。エキスの没食子酸は実験室の試験で膵リパーゼ(脂肪を分解する酵素)の働きを抑えることが確かめられており、ヒト試験でも高脂肪食の後の血中中性脂肪の上がり方が抑えられました(摂取4時間後の変化量と6時間までの面積でプラセボより有意に抑制)。薬と重なると、脂肪の吸収抑制が強まる方向で、油っぽい便やおなかの症状が出やすくなる可能性があります。ただし組み合わせ自体を調べた試験はなく、これは仕組みとヒトでの食後中性脂肪データからの類推による一般的注意です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(エキス自体のヒト食後中性脂肪試験。ただし薬との併用試験ではない)
根拠
機序: Takano A et al. Pharmacometrics(応用薬理). 2018;94(5/6)(没食子酸が膵リパーゼ阻害の実質的な担い手)。ヒト: 草場ら. 薬理と治療. 2015;43(8):1175-1180(健常成人34例、二重盲検クロスオーバー。没食子酸20.8mg摂取後に高脂肪食を負荷し、食後中性脂肪の上昇が有意に抑制)。オルリスタットとの併用試験はなく類推であることを明記する。
- 最終確認日
- 2026-11-03
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健常成人34例を対象に、没食子酸20.8mgを含む食品を摂取した後に脂質の多い食事(ラード・バター入りコーンポタージュとベーグル)を負荷した急性の試験です。
ふだんの量では
ふだんの量では: 国内製品の標準は没食子酸20.8mg/回で、試験の量と一致します。薬と重ねた場合の便やおなかへの影響の程度は未確認です。