このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

ルテオリン × キサンチンオキシダーゼ阻害薬 一般的注意

要約

キサンチンオキシダーゼ阻害薬(アロプリノール、フェブキソスタットなど。尿酸が作られるのを抑える痛風・高尿酸血症の薬)とルテオリンを組み合わせて調べたヒト試験はありません。ルテオリンには実験室の試験で同じ酵素キサンチンオキシダーゼの働きを抑える報告があり、ルテオリンを含む菊花エキス(1日100mg、ルテオリンとして10mgを含む製品)を12週間飲んだヒト試験では、血液中の尿酸値がプラセボより下がりました。作用の方向が重なるため、尿酸の薬を使っている人が使うと、尿酸値が想定より下がる方向に働くおそれがあります。ただし試験の対象は尿酸値がやや高めの健康な人で、痛風の患者さんや薬との組み合わせではありません。薬の量を自己判断で変えず、使う場合は処方医・薬剤師に伝えてください。これは実験室データと健康な人での試験からの類推による一般的注意です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(健康な人での菊花エキスの試験。ただし尿酸の薬との併用試験ではない)

根拠

Takara T et al. Effects of luteolin-rich chrysanthemum flower extract on purine base absorption and blood uric acid in Japanese subjects. Functional Foods in Health and Disease. 2022;12(1):12-25(無作為化二重盲検試験。菊花エキス100mg/日・12週間で血清尿酸値がプラセボより有意に低下。単回投与でプリン体負荷をした試験では、プリン体の吸収への有意な影響はみられなかった。同誌はPubMed収載誌ではなくPMIDはない。試験は原料メーカーの資金提供あり)。キサンチンオキシダーゼ阻害は同論文が引用するin vitro知見。薬との併用試験はなく類推であることを明記する。

最終確認日
2026-11-03

研究の条件

研究の条件: 尿酸値6.0〜7.9mg/dLの健康な日本人男女44例が登録され、菊花エキス100mg/日(ルテオリン10mgを含む)を12週間飲んだ試験と、プリン体の多い食事を負荷した単回投与試験の2つです。痛風治療薬を使っている人は対象に含まれていません。

ふだんの量では

ふだんの量では: 国内製品の標準はルテオリン10mg/日型で、試験の量と一致します。ただし試験は「尿酸の薬を飲んでいない人」での結果であり、薬と重ねた場合の下がり方は未確認です。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

ルテオリン の飲み合わせ一覧へ