このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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エラグ酸 × メトホルミン(商品名: メトグルコ等)等の糖尿病治療薬 注意(ヒトデータあり)

要約

エラグ酸には、ヒト試験で血糖を下げる方向の結果があります。2型糖尿病の患者44例を対象とした無作為化二重盲検試験では、血糖の薬(メトホルミン等)による治療にエラグ酸180mg/日を8週間追加したところ、空腹時血糖やHbA1c(過去1〜2か月の血糖の平均を示す検査値)が下がりました。血糖が下がること自体は試験の目的に沿った結果ですが、血糖を下げる薬と重なるため、特にインスリンやスルホニル尿素薬(血糖を下げる飲み薬の一部)のように下がりすぎが起きやすい薬では、低血糖の方向に働くおそれがあります。ただし重要な注意点として、この試験の量180mg/日は、国内の機能性表示食品の標準量3mg/日の60倍です。ふだんの3mgで同じ血糖低下が起きるかどうかは確かめられていません。糖尿病の薬を使っている人が高用量のエラグ酸製品を使う場合は、処方医・薬剤師に伝えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(無作為化二重盲検試験)

根拠

Ghadimi M et al. Randomized double-blind clinical trial examining the Ellagic acid effects on glycemic status, insulin resistance, antioxidant, and inflammatory factors in patients with type 2 diabetes. Phytother Res. 2021;35(2):1023-1032, PMID:32909365(2型糖尿病44例、エラグ酸180mg/日・8週間。空腹時血糖・HbA1c・インスリン抵抗性が改善)。同一用量の関連報告: Ghadimi M et al. Diabetol Metab Syndr. 2021;13:16, PMID:33546744。国内製品の標準量はエラグ酸3mg/日(アフリカマンゴノキ由来、機能性表示食品の届出資料に基づく)で、試験量との差が大きいことを明記する。

最終確認日
2026-11-03
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: 2型糖尿病の患者44例が対象で、血糖降下薬による治療を受けながら、エラグ酸180mg/日またはプラセボを8週間追加した試験です。低血糖が何件起きたかを検証する設計ではありません。

ふだんの量では

ふだんの量では: 国内製品の標準は3mg/日で、試験量180mg/日の60分の1です。3mg/日で血糖への影響を調べたヒト試験は確認できず、ふだんの量で同じ効果・同じ注意が必要かどうかは分かりません。用量の差を埋める推測はしていません。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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