このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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カシスエキス × 緑内障治療薬 大きな影響なし(ヒトデータあり)

要約

カシスの色素アントシアニンは、緑内障の点眼薬を使っている患者さんに追加して飲んでもらったヒト試験が複数あります。開放隅角緑内障の患者38例にアントシアニン50mg/日を2年間飲んでもらった無作為化試験では、点眼薬の効き目を邪魔するような悪影響は報告されず、視野の悪化が抑えられ、目の血流が増える方向の結果でした。眼圧(目の硬さの指標)についても、別の小規模な試験で下がる方向の結果が報告されています。つまり、調べられた範囲では「点眼薬とぶつかる」という結果ではなく、追加の効果を期待して併用された試験です。ただし試験の人数は少なく、点眼薬の代わりになるという話ではありません。処方された点眼は自己判断でやめず、サプリメントを使う場合は眼科医に伝えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(無作為化試験・クロスオーバー試験)

根拠

Ohguro H, Ohguro I, Katai M, Tanaka S. Two-year randomized, placebo-controlled study of black currant anthocyanins on visual field in glaucoma. Ophthalmologica. 2012;228(1):26-35, PMID:22377796(開放隅角緑内障38例、全員が抗緑内障点眼薬を使用中。アントシアニン50mg/日・24か月で視野の悪化抑制と眼血流の増加。点眼薬との有害な相互作用の報告なし)。Ohguro H et al. J Ocul Pharmacol Ther. 2013;29(1):61-67, PMID:23046438(健常者12例のクロスオーバーと緑内障患者21例の解析で眼圧低下方向)。Nakaishi H et al. Altern Med Rev. 2000;5(6):553-562, PMID:11134978(暗順応・眼精疲労への用量反応)。

最終確認日
2026-11-03

研究の条件

研究の条件: 緑内障患者を対象とした試験では、全員が処方の点眼薬を続けながら、カシスのアントシアニン50mg/日を24か月間追加で飲んでいます。人数は38例と小規模です。

ふだんの量では

ふだんの量では: 試験の50mg/日は、国内のカシス製品でアントシアニンを数十mg/日とする製品とおおよそ重なる量です。製品によってアントシアニン量の表示方法が違うため、表示を確認してください。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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