シイタゲン-α × レトロゾール 一般的注意
要約
シイタケ菌糸体培養抽出物の一種であるAHCCについては、マウスの実験で、アロマターゼ(女性ホルモンを作る酵素)の働きを強める可能性が示され、レトロゾール(アロマターゼを抑えて女性ホルモンを減らす乳がんの薬)の効き目を弱めるおそれが指摘されています。ただし、これはマウスの実験レベルの話で、ヒトで確かめられたものではありません。また、遺伝子のタイプによって結果が違う可能性も報告されています。レトロゾールなどのアロマターゼ阻害薬を使っている方が菌糸体エキス系サプリを使う場合は、自己判断で重ねず、主治医に相談してください。これは動物データからの類推です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
なし(ヒトデータなし。マウスの動物実験のみ)
根拠
原著: Mathew L, Gaikwad A, Gonzalez A, Nugent EK, Smith JA. Evaluation of active hexose correlated compound (AHCC) in combination with anticancer hormones in orthotopic breast cancer models. Integr Cancer Ther 2017;16(3):300-307. PMID: 28438054(ヒト乳がん細胞の同所性マウスモデル2種。COMT野生型のZR-75モデルではレトロゾール+AHCCとレトロゾール単独で差がなかったが、COMT変異型のMCF-7モデルでは併用でレトロゾールの活性が低下[P<0.01]。試験管内の免疫測定でAHCCがアロマターゼ活性を誘導する可能性が示された。AHCC 50mg/kg、レトロゾール10μg/マウス、12週間)。ヒトデータはない。二重検証(2026-11-03)で原著を特定・照合した(従来はMemorial Sloan Kettering Cancer Center About HerbsのAHCC総説経由の整理のみだった)。AHCC以外の菌糸体エキス製品への当てはめも類推である。
- 最終確認日
- 2026-11-03
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認