このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

メシマコブ × 免疫抑制薬 注意(ヒトデータあり)

要約

メシマコブのエキスには、ヒトの試験で免疫の指標(NK細胞(免疫の細胞の一種)の働き)が上がったという報告があります。また、メシマコブを飲んだ後に、自己免疫の皮膚の病気である天疱瘡(てんぽうそう。水ぶくれができる病気)が悪化したという症例報告もあります。これらのことから、免疫抑制薬(免疫の働きを抑える薬)と一緒に使うと、薬の働きと反対方向になるおそれがあります。ただし、免疫抑制薬と組み合わせて実際に問題が起こったという報告は見つかっていません。免疫抑制薬を使っている方、自己免疫疾患の方は、使う前に処方医・薬剤師に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(免疫への作用はヒト無作為化試験、天疱瘡悪化はヒト症例報告。ただし免疫抑制薬との併用自体のデータなし)

根拠

ヒト試験: Ku YH, Kang JH, Lee H. Effects of Phellinus linteus extract on immunity improvement: a CONSORT-randomized, double-blinded, placebo-controlled trial. Medicine (Baltimore) 2022;101(34):e30226. PMID: 36042633(98人、メシマコブエキス1,000mg/日を8週間。NK細胞活性がプラセボより有意に上昇。肝・腎機能への有害事象はみられなかった)。症例報告: Jin SP, Hong JS, Chung JH. Exacerbation of pemphigus following Phellinus linteus ingestion. J Eur Acad Dermatol Venereol 2011;25(4):492-493. DOI: 10.1111/j.1468-3083.2010.03746.x. PMID: 20561124(落葉状天疱瘡の37歳女性で摂取後に悪化。二重検証(2026-11-03)でDOIからPubMed原典レコードを確認し、著者・誌名・年・巻頁が一致することを確認した)。免疫抑制薬との併用を直接調べた試験はない。

最終確認日
2026-11-03
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: ヒト試験は健康な方98人にメシマコブエキス1,000mg/日を8週間飲んでもらった無作為化二重盲検試験です。別に30人の小規模な予備試験(1,000mg/日と2,000mg/日)もあります。天疱瘡の報告は1人の症例報告で、用量は不明です。

ふだんの量では

ふだんの量では: 試験の1,000mg/日は市販製品の一般量に近い量です。免疫抑制薬を使っている方や自己免疫疾患の方は、この量でも使用前に相談してください。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

メシマコブ の飲み合わせ一覧へ