マイタケエキス(D-フラクション) × 免疫抑制薬 一般的注意
要約
マイタケエキスは免疫(体を守る仕組み)に働くことが、ヒトの試験でも調べられています。乳がん治療後の方34人を対象にした用量を増やしていく試験では、マイタケエキスによって免疫の指標の一部は上がり、一部は下がり、量との関係も単純ではありませんでした。つまり「免疫を上げるだけ」とは言い切れず、免疫抑制薬(免疫の働きを抑える薬)と一緒に使った場合にどうなるかは分かっていません。免疫抑制薬を使っている方は、自己判断でマイタケエキスを始めず、処方医・薬剤師に相談してください。これはヒトでの免疫への作用のデータからの類推です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。
ヒトでのエビデンス
なし(免疫抑制薬との併用を調べたヒトデータなし。免疫への作用自体はヒト試験あり)
根拠
Deng G, Lin H, Seidman A, et al. A phase I/II trial of a polysaccharide extract from Grifola frondosa (Maitake mushroom) in breast cancer patients: immunological effects. J Cancer Res Clin Oncol 2009;135(9):1215-1221. PMID: 19253021(乳がん術後の女性34人、マイタケ液体エキス0.1〜5mg/kgを1日2回、3週間。用量制限毒性なし。免疫指標は上がるものと下がるものが混在し、用量反応は単調ではなかった)。免疫抑制薬との併用試験は検出されなかった。本記録は類推に基づく。
- 最終確認日
- 2026-11-03
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 乳がんの初期治療を終えた閉経後の女性34人に、マイタケエキス0.1・0.5・1.5・3・5mg/kgを1日2回、3週間飲んでもらった第I/II相試験です。
ふだんの量では
ふだんの量では: 試験の量は体重換算のエキス量で、市販のD-フラクション製品の表示量とは直接比べられません。免疫抑制薬を使っている方は、量にかかわらず使用前に相談してください。