このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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フルチカゾンプロピオン酸エステル・サルメテロール配合剤 × CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル(ノービア)等) 注意(添付文書)

要約

リトナビルなどのCYP3A4阻害薬(薬を分解する酵素CYP3A4の働きを止める薬)と一緒に使うと、吸入ステロイド成分フルチカゾンの分解が遅れ、血中濃度が上がって、飲むステロイド薬を全身に使った場合と同じような症状(クッシング症候群(ステロイドが多すぎる状態)や副腎皮質機能抑制(副腎が自分のホルモンを作りにくくなること)など)が出るおそれがあります。吸入薬は肺から直接入るため飲み薬のような腸・肝臓での初回通過(飲んだ薬が全身に出る前に肝臓で分解されること)は受けませんが、肺から血中に入った分は肝臓のCYP3A4で分解されるため、この影響は吸入薬でも起こります。添付文書は、リトナビルとの併用は「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限る」としています。併用が絶対にダメという意味ではありませんが、医師が慎重に判断する組み合わせです。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

ヒトでのエビデンス

リトナビルとフルチカゾン点鼻液の臨床薬理試験で血中フルチカゾン濃度の大幅な上昇と血中コルチゾール値の著しい低下が認められたと添付文書解説に記載がある(点鼻製剤での試験であり、本吸入剤そのものの試験ではない)。

根拠

アドエア添付文書(グラクソ・スミスクライン、2025年12月改訂。版数は原典で確定できないため記載しない)に基づき、2026年8月改訂(第22版)インタビューフォームに転載された添付文書原文で確認。 10.2併用注意: CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル等)によりフルチカゾンプロピオン酸エステルの血中濃度が上昇する可能性があり、リトナビルとの併用でクッシング症候群、副腎皮質機能抑制等が報告されている旨を明記。10.相互作用の前文でフルチカゾンプロピオン酸エステル及びサルメテロールは主としてCYP3A4で代謝されると明記。

最終確認日
2026-11-03
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

代謝・排泄:記載なし

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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