このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

植物ステロール × エゼチミブ 注意(ヒトデータあり)

要約

エゼチミブは腸からのコレステロール吸収を抑える薬で、植物ステロールと働く場所が重なります。両方を一緒に使うとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の下がり方が足し算になることがヒト試験で示されています。逆に、エゼチミブは植物ステロール自体の吸収も抑えるため、血液中の植物ステロール濃度は下がります。効きすぎて困る組み合わせというより、コレステロールを下げる作用が重なる組み合わせです。脂質の治療中に植物ステロールを始める場合は、処方医・薬剤師に伝え、検査値で確認してください。自己判断で薬を減らさないでください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。

ヒトでのエビデンス

あり(メタ解析・エゼチミブのステロール濃度への影響を調べたヒト試験)

根拠

Ras RT, Geleijnse JM, Trautwein EA. Br J Nutr 2014;112:214-219, PMID:24780090(植物ステロール/スタノール0.6〜3.3g/日でLDLコレステロール6〜12%低下、124試験のメタ解析)。エゼチミブが血中植物ステロール濃度を下げることはヒト試験で確認(Assmann G et al. Curr Med Res Opin 2008;24:249-259, PMID:18053317)。エゼチミブの添付文書に植物ステロールの名指しはないため、バッジはヒトデータに基づく注意とした。

最終確認日
2026-11-03

研究の条件

研究の条件: 植物ステロール約2g/日(試験範囲0.6〜3.3g/日)を食事とともに続けた試験が中心。

ふだんの量では

ふだんの量では: 市販製品は1日0.8〜2g程度のものが多く、試験用量の下限〜標準域にある。食事と一緒に取る形が試験条件に近い。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

植物ステロール の飲み合わせ一覧へ