このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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アラキドン酸 × アスピリン・NSAIDs(解熱鎮痛薬) 大きな影響なし(ヒトデータあり)

要約

アラキドン酸は、アスピリンやNSAIDs(痛み・熱の薬のグループ)が働きを止める酵素(シクロオキシゲナーゼ=炎症や痛みの物質を作る酵素)の材料です。そのため『材料が増えると薬が効きにくくなる/逆に血が固まりやすくなる』ことが心配されてきました。しかしヒトでの試験をまとめた系統的レビューでは、1日1,000〜1,500mgまでの摂取で血小板の集まりやすさや血液の固まりやすさに悪影響は認められませんでした。試験用量の範囲では、大きな影響なしと判断します。ただし1日6gという非常に多い量ではプロスタグランジン産生が増えた古い報告があり、試験範囲を超える大量摂取については分かりません。

ヒトでのエビデンス

あり(無作為化試験の系統的レビュー)

根拠

Calder PC et al. Br J Nutr 2019;121:1201-1214, PMID:31130146(系統的レビュー。無作為化試験14件、80〜2,000mg/日・1〜12週間。1,000〜1,500mg/日まで血小板凝集・凝固・脂質・炎症指標に有害な影響なし)。Nelson GJ et al. Lipids 1997, PMID:9113631(健康男性10名、1.7g/日・50日間で血小板凝集・凝固時間・出血時間に有意差なし)。一方Seyberth HW et al. Clin Pharmacol Ther 1975;18:521-529(6g/日でプロスタグランジン産生増加)という古い報告があり、両論を併記する。

最終確認日
2026-11-03
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

研究の条件

研究の条件: 80〜2,000mg/日を1〜12週間。安全性が確認されたのは主に1,500mg/日まで。

ふだんの量では

ふだんの量では: 食事からの摂取は1日100〜200mg程度、市販サプリは数百mg/日規模が多く、試験で問題がなかった範囲の中にある。

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