このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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ベムペド酸 × シンバスタチン 注意(ヒトデータあり)

要約

ヒトでの試験では、この薬とシンバスタチンを一緒に使うと、シンバスタチンの血液中の最高濃度(Cmax)が1.43~1.52倍、血液中の総量(AUC)が1.91~1.96倍に上がりました。濃度が上がると、筋肉が傷む副作用(筋肉痛や、重い場合は横紋筋融解症=筋肉が壊れる副作用)が出やすくなるおそれがあります。そのため添付文書では、スタチン系の薬と併用する場合は定期的にCK(筋肉の状態をみる血液検査の値)を測るなど状態を観察することとされています。筋肉の痛みや脱力、尿の色が濃くなる等の症状があれば、速やかに医師に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

ヒトでのエビデンス

あり(ヒトでの薬物相互作用試験で、シンバスタチン酸(シンバスタチンの活性代謝物=体の中で効く形)のCmaxが1.43~1.52倍、AUCが1.91~1.96倍。外国人データ)

根拠

ネクセトール錠180mg(製造販売元: 大塚製薬株式会社)の電子添付文書、2025年11月改訂(第2版)(第1版は2025年9月作成)を原文PDFで開いて全文(全4ページ)を確認した。§16.7.2(HMG-CoA還元酵素阻害剤との薬物相互作用)に、HMG-CoA還元酵素阻害剤単独投与時と比較してシンバスタチン酸(シンバスタチンの活性代謝物=体の中で効く形)のCmax及びAUCはそれぞれ1.43~1.52倍及び1.91~1.96倍であったと記載されている(外国人データ)。あわせて§8.4に、クラスとして血中濃度上昇による横紋筋融解症等のおそれと、併用時のCK測定等の観察が明記されている。国内添付文書にはシンバスタチンの用量の上限や併用を避ける旨の指定はない(海外添付文書にある用量上限の記載は国内添文にはないため、本記録には含めていない)。

最終確認日
2026-11-03

代謝・排泄:記載なし

研究の条件

添付文書§16.7.2の4試験(外国人データ): ①健康成人11~12例にベムペド酸240mg(承認用量は1日1回180mgで、240mgは試験用量)とシンバスタチン20mg、プラバスタチン40mg又はロスバスタチン10mgを併用投与。②健康成人12例に本剤180mgとアトルバスタチン80mg、シンバスタチン40mg、プラバスタチン80mg又はロスバスタチン40mgを併用投与。③高コレステロール血症患者40例にベムペド酸120mg又は240mg(いずれも試験用量)とアトルバスタチン10mgを併用投与。④高コレステロール血症患者41例に本剤180mgとアトルバスタチン80mgを併用投与。添付文書の数値は4試験を通した範囲で示されている。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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