カンナビジオール × エベロリムス 注意(ヒトデータあり)
要約
免疫を抑える薬エベロリムス(飲み薬)と一緒に使うと、エベロリムスの血液中の濃度が約2.5倍に増えたことが、健康な人での試験で示されています。濃度が上がればエベロリムスの副作用が出やすくなるおそれがあります。米国の添付文書では、エベロリムスの血液中の濃度を測って量を調整すること、この薬を使っている人にエベロリムスを新しく始めるときは少なめの量から始めることとされています。日本では未承認の薬のため、この内容は海外の添付文書に基づきます。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人試験: エベロリムスのCmax・AUC約2.5倍)
根拠
米国添付文書(EPIDIOLEX(cannabidiol)oral solution、Jazz Pharmaceuticals, Inc.、DailyMed掲載版、Revised: 07/2025)§7.2(Orally Administered P-gp Substrates)に、経口エベロリムス併用でその血漿中曝露が約2.5倍になり、治療薬物モニタリング(血液中の濃度測定)と用量調整を行うこと、本剤使用中の患者ではエベロリムスを低用量から開始すること、と記載。§12.3に、本剤12.5mg/kgを1日2回投与下でエベロリムス5mgを併用した健康成人試験で平均Cmax・AUCともに約2.5倍と記載。ヒトデータがあるため「注意(ヒトデータあり)」とした。
- 最終確認日
- 2026-11-03
研究の条件
健康成人に本剤12.5mg/kgを1日2回投与し、エベロリムス5mgを単回併用した試験(米国添付文書§12.3)。エベロリムスの平均Cmax・AUCともに約2.5倍。