カンナビジオール × ブプロピオン 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
うつ病や禁煙の薬として海外で使われるブプロピオン(日本では未承認の薬です)と一緒に使った試験では、この薬を1回7.5mg/kg・1日2回で飲んでいる条件では、ブプロピオンの血液中の濃度は最高濃度(Cmax)が19%、総量(AUC)が20%下がりましたが、米国の添付文書では臨床的に意味のある低下ではないとされています。ただし、この薬をそれより多い量で飲んだ場合の影響は分かっていません。日本では未承認の薬のため、この内容は海外の添付文書に基づきます。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(本剤7.5mg/kg×2回/日での併用試験: ブプロピオンCmax19%低下・AUC20%低下も臨床的に有意でないと判断。それを超える用量では不明)
根拠
米国添付文書(EPIDIOLEX(cannabidiol)oral solution、Jazz Pharmaceuticals, Inc.、DailyMed掲載版、Revised: 07/2025)§12.3(CYP2B6 Substrates)に、本剤7.5mg/kgを1日2回投与下でブプロピオン150mgを単回併用すると、ブプロピオンのCmax19%低下・AUC20%低下、活性代謝物ヒドロキシブプロピオンは変化なし、と記載。§7.2(CYP2B6 Substrates)では、7.5mg/kgを1日2回までの用量ではCYP2B6基質の曝露に臨床的に有意な低下は見られないこと、それを超える用量での変化は不明であり用量調整を検討すること、とされている。調べられた用量範囲では大きな影響が示されなかったため「大きな影響なし(ヒトデータあり)」とした。
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
本剤7.5mg/kgを1日2回投与中の被験者にブプロピオン150mgを単回投与した試験(米国添付文書§12.3)。ブプロピオン: Cmax-19%、AUC-20%。ヒドロキシブプロピオン: 変化なし。本剤が7.5mg/kgを1日2回を超える用量での影響は不明(§7.2)。