ミトピバット × 食事 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
健康な人を対象にした試験で、脂肪の多い食事(約900〜1,000キロカロリー)と一緒に飲んでも、この薬が体の中に取り込まれる総量(AUC、血液中の薬の量の目安)は変わりませんでした。血液中の濃度が一番高くなる値(Cmax)は42%下がり、最高濃度に達する時間は2.3時間遅れましたが、取り込まれる総量が変わらないため、効き目全体が大きく変わるおそれは小さいと考えられます。海外の添付文書でも、食事と一緒でも食事なしでも飲めることとされています。日本では未承認の薬のため、この内容は海外の添付文書に基づきます。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(健康被験者への単回投与試験で、高脂肪食でもAUCinfは不変、Cmax 42%低下、tmax 2.3時間遅延)
根拠
米国添付文書 PYRUKYND(mitapivat)tablets, for oral use(Agios Pharmaceuticals, Inc.、DailyMed掲載版、Revised: 12/2025、Initial U.S. Approval: 2022) §12.3(Effect of Food)に、健康被験者に本剤を単回投与した試験で、高脂肪食(約900〜1,000 kcal、うち脂肪500〜600 kcal、炭水化物250 kcal、タンパク質150 kcal)ではAUCinfは変わらず、Cmaxが42%低下し、tmaxが2.3時間遅れたと記載されている。§2(Dosage and Administration)では食事の有無にかかわらず服用できるとされている。日本の添付文書の記載ではなく、海外添文に基づく。
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
健康被験者、本剤単回投与、高脂肪食(約900〜1,000 kcal)併用時と絶食時を比較。AUCinf不変、Cmax 42%低下、tmax 2.3時間遅延(米国添文§12.3)