オベポレクストン × 強いCYP3A阻害剤 禁忌
要約
この薬の分解を強く妨げる薬(強いCYP3A阻害剤)とは、一緒に使えません。代表例は、抗真菌薬(カビの薬)のイトラコナゾール・ボリコナゾール・ポサコナゾール、抗菌薬のクラリスロマイシンを含む製剤、抗ウイルス薬のリトナビルを含む製剤やエンシトレルビル、コビシスタットを含む製剤、抗がん剤のセリチニブです。試験ではイトラコナゾールと一緒に使うと、この薬の血液の中の量が大きく増え(AUCが約7.4倍)、体から消えるまでの時間も大幅に延びました。作用が強まり過ぎるおそれがあるため、これらの薬を使うことになったら処方医・薬剤師に伝えてください。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(イトラコナゾールとの併用試験、外国人データ)
根拠
オーゼイフル錠0.5mg・1mg・2mgの電子添文(2026年10月改訂・第2版、武田薬品工業)§2.1および§10.1に強いCYP3A阻害剤(クラリスロマイシン含有製剤、イトラコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾール、リトナビル含有製剤、エンシトレルビル フマル酸、コビシスタット含有製剤、セリチニブ)が併用禁忌として名指しされている。§16.7.1に、イトラコナゾール併用で本剤のCmaxが67%、AUCinfが643%増加し、消失半減期が357%延長した、と記載されている(外国人データ)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
イトラコナゾール200mgを1日1回反復投与中に本剤1mg単回投与(外国人データ)